優良建築物等整備事業

優良建築物等整備事業とは

※盛岡市ホームページより転載させていただいております。

さまざまな形で行われる民間等の建築活動を適切に誘導することにより、土地の合理的な高度利用と空地等の整備による良好な市街地環境の形成を図ろうとするもので、一定の要件を満たす優良な建築物等の整備を行なう施行者に対して補助するものです。

この制度は、都市再開発法に基づく市街地再開発事業とは異なり、法定手続きを必要としない任意の事業です。

こんなときに

敷地が狭く、不整形で個別の建替えが難しいので隣人と共同でビルを建てて土地の有効利用を図りたい。
みんなでつくったルール（建築協定，地区計画等）に沿って建替えして、良好な街並みを整備したい。
店舗を共同建替えして、魅力ある商店街づくりをしたい。
公共事業に土地を提供し、敷地が狭くなったので、共同ビルを建替えたい。
マンションが古くなったので建替えたい。

事業のタイプ（３種類）

共同化タイプ狭くて不整形な敷地であるため、単独では思い通りの建物が建てられないときに、2人以上の土地所有者等が共同でビルを建替えようとするタイプです。
市街地環境形成タイプ建築協定、地区計画等に沿って建物を建築したり、敷地内に公共的通路を確保するなど良好な市街地環境の形成に寄与するタイプです。
マンション建替えタイプ老朽化した共同住宅を建替えて、市街地における住環境の向上を図るタイプです。市街地総合再生計画等の区域内にある老朽化した共同住宅（区分所有者10人以上）を建替え決議している場合に適用されます。

基礎要件

※盛岡市ホームページより転載させていただいております。

優良建築物等整備事業を行うには、次の基礎要件をすべて満たしていることが条件となります。

施行面積概ね1000平方メートル以上
ただし、市街地総合再生計画区域内等の場合は、500平方メートル以上
なお、施行面積には敷地に接する道路の一部も含まれます。
接道6メートル以上の道路に4メートル以上接すること
空地面積一定規模以上の空地を確保すること
階数地上3階以上にすること
構造耐火建築物または準耐火建築物にすること

従前

従後

タイプ別要件

※盛岡市ホームページより転載させていただいております。

基礎要件のほかに、タイプ別によって次の条件が必要となります。

共同化タイプ

２人以上の地権者が，複数の敷地に共同ビルを建設する事業
（ただし，地権者が２人の場合は，200平方メートル未満の狭小敷地又は不整形の土地を含むこと）

市街地環境形成タイプ

次のいずれかの要件に該当するもの

建築協定等に基づく壁面の位置，建物の形態，意匠の制限を受けるもの
日常開放された有意義な公共的通路等を整備するもの
事業認可前の都市計画施設用地等を歩行者空間として確保するもの
一定台数以上の公共駐車場と一体的に整備するもの

マンション建替えタイプ

次のすべての要件に該当するもの

市街地総合再生計画等の区域内にあること，または公開空地の確保等により周辺市街地の整備に寄与する事業であること
法定耐用年数の１／２以上経過していること
区分所有者が10人以上であること
区分所有者全員の総意による建替え決議等がされていること
建替え後の延べ面積の1/2以上を住宅の用に供すること
供給される住宅が一定の基準を満たすこと

補助率等

※盛岡市ホームページより転載させていただいております。

補助率

補助対象額×2/3以内（国1/3+地方公共団体1/3）
補助金以外の事業費は、施行者の負担となります。

補助対象項目

調査設計計画事業計画作成費、地盤調査費、建築設計費
土地整備建築物除去等費、補償費等
共同施設整備空地等整備費、供給処理施設整備費、その他の施設整備費
附帯事務附帯事務費

支援策

盛岡市では、この補助事業を導入して建築した建築物や同事業の要件に適合し建築された建築物に対し，新たに課税される年度から5年間，固定資産税と都市計画税の税額の3分の1を減免しています。

事業の進め方

※盛岡市ホームページより転載させていただいております。